古民家、古材が評価されるようになってきた。古民家を利用した飲食店、宿泊施設などが増えてよく見かけるようになって馴染みのある空間になってきたことに加え、最近では環境問題、SDG’sに関心を持つ人たちが増えたことが大きな要因だろう。

ギャラリー&ストアスペースとして新築した“T-HOUSE New Balance”。築122年の蔵を移築して作られた空間で、今回取材させていただいた山翠舎が手掛けた Photography:Takuya Nagata
以前から古民家、古材を取り入れた空間は落ち着くという評価があったが、それを実感する人が増え、同時に古民家、古材を資源として再利用することは地球環境にもプラスに働くと考えられるようになってきたというわけである。
古材施工の元祖が古材、古木をストックし始めるまで

では、不動産所有者としてはこの流れをどう捉え、利用すれば良いだろう。2006年から古民家や古木の活用を新事業としてスタート、古木を使って住宅や店舗を数多く手掛けてきた山翠舎(長野県)の三代
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