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「賃貸不動産経営管理士」国家資格化へ!資格取得で不動産投資家にもメリット大!!

賃貸経営/資格 ニュース

世の中には様々な資格が存在する。国家資格から、それぞれの業界団体などが認定する独自資格など。不動産業界では、宅地建物取引士(宅建士)や不動産鑑定士のほかに各業界団体が主催する不動産証券化マスターやマンション管理士、不動産コンサルティングマスター、賃貸不動産経営管理士といったものがある。

宅建士は毎年20万人前後が受験する。資格取得はもちろんであるが、それに向けて勉強し、自分の能力の底上げやスキルアップが図れることも、資格取得のメリット。また、多くの資格が、資格取得者の増加によりオーソライズされ、主催者側は資格のレベルを引き上げようとする。このため、一般的には、歴史の浅い資格は早めに受験しておくほうが合格しやすい。

「宅建士もそうだった」。東京都心部で不動産会社を経営する70代の男性は次のように振り返る。

「2015年の宅建業法改正によって宅地建物取引主任者から宅地建物取引士へと士業の仲間入りを果たしたが、昭和30年代初頭は、斡旋屋とか終戦屋とか、口入れ屋とか軽蔑的な言い方をされ、無資格で不動産取引をしていたことも少なくなかった。それでは困るので勉強してもらうよう資格化。当初の警視庁防犯課が所管だった時代から、半世紀を経ていまや士業となった」。

勉強した証としての資格は、身に着けた能力を外から見えるようにするのも役割であるが、宅建士としての能力を賃貸住宅のオーナーが身に付けておけば、自らの資産の適正運用にもつなげられそうだ。

日本賃貸住宅管理協会(日管協)では、賃貸不動産経営管理士(経営管理士)の国家資格化に向けて動いている。昨年10月に国土交通省が発表した「今後の賃貸住宅管理業のあり方に関する提言」の中で「賃貸住宅管理業者登録制度の法制化」の方向性が打ち出されたことを踏まえたものだ。

5.25経営管理士試験会場
▲昨年11月に実施された経営管理士試験の試験会場(都内)

同協会の2019年度の事業計画・重点テーマにも、賃貸住宅管理業の法制化と経営管理士の国家資格化に向けて動くとともに、業界を担う人材の確保・育成・定着を推し進めることを盛り込んだ。

国家資格化に向けて経営管理士試験・講習を見直すことも決めた。2020年度の試験からは、問題数を従来の40問から50問に増やし、試験時間も90分から120分に拡大する。

宅建士など不動産関係の国家資格と同様の出題数・試験時間にする。試験は正答率60%で合格できるように作成しているというが、問題の難易度が今後上がる可能性もある。

経営管理士の2018年度の受験状況を見ると、申込者数は1万9654人で、昨年よりも2122人多い。東京の8450人が最も多かった。次いで大阪の2801人、横浜の2057人となり、4位の福岡(1791人)までが1000人を超えた。今年の受験者数は2万人を超える見込みだ。これまでの合格者数は5万人を超えている。

受験者数の増加について、「大家の代替わりが影響しているのではないか。賃貸資産を受け継いだ子どもは仕事を別に持っている。時間がないため、合理的にビジネスライクに考えて対応する人が増えているのではないかと感じる」(都内の不動産管理事業者)と指摘している。経営管理士は宅建士に比べて難易度はそう高くなく、広く浅くといった感想を持つ受験者が多いという。

また、不動産投資家が経営管理士の資格を取得するメリットとして、「オーナーが賃貸管理を勉強することで管理会社の大変さをわかってもらえることと、それによってオーナーが第三者的な目線で、自らの運用資産についての各種判断をできることではないか」ともいい、結果、優良資産の増加が期待できるとのこと。

前出の70代の不動産会社社長は、「アパート大家になりたい人は3タイプある。1つは都市農家。都内や埼玉など、東京圏周辺の農家が農地を業者に丸投げしてアパートを建設し運用する。このタイプは破たんする。2つ目はワンルーム投資家。これは比較的所得の高い人が小銭を増やしたいと考える。3つ目が本当の不動産投資家であり、土地・建物から仕入れる。リーマン・ショックで不良債権となった物件を購入し、成功した人も少なくなかった。そもそも不動産はインフレヘッジになるし、他人に貸し出すことも可能である。そうした不動産の特性を勉強するのは、別に特殊なことではないと一般にも知ってもらいたい」と話す。

不動産投資について本気で勉強し、実践している投資家は、日本の将来・自身の老後に強い危機感を抱いている。

若い世代ほど、年金・保険制度の持続可能性について懐疑的であるが、少なくとも給付水準が低下することは火を見るより明らかである。昨今、不動産投資にまつわる不正融資や不正取引などの事件が相次ぐ中、投資意欲が衰えないのは、このあたりも背景となっているのであろう。

健美家編集部

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