会社員・自営業者・地主などが、賃貸アパート・マンションを経営する場合、不動産のプロの智恵を借りて運営することも多い。本業を別に持っていて、副収入目的の収益物件運営であれば、その経営に多くの時間は割けないからだ。
そこで、プロである賃貸管理会社にお願いするケースとして多いのがサブリースだ。
サブリースは、直接の借り主は管理会社になるため、実際の入居者の有無にかかわらず、一定の家賃収入を受け取ることができる。家主側からは、賃貸経営が安定すると考えて人気だ。
国土交通省の資料によると、管理会社に委託している賃貸住宅の数は807万戸ほどあり、日本賃貸住宅管理協会(日管協、会員数約1200社)によると、協会会員が管理する数が550万戸で68%ほどをカバーする。
このうち同協会のサブリース事業者協議会は約90社が加入し、約200万戸のサブリース物件を管理する。
サブリース協議会の会員数は、日管協会員数の比率で8%程度にとどまるものの、サブリース管理戸数で見ると35%ほどを占めており、「サブリース物件の比率は引き続き増えていく」と見ている。
なぜならサブリースという管理形態は、専門知識を持たない大家であっても
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