新型コロナ禍は、未だ収束の兆しすら見せず、さらに拡大を続けている。おそらく1年、いや、それ以上の期間も覚悟をしておかなければならないだろう。
国境が塞がれたおかげで、大都市圏を中心に外国人入居者の新規契約が減る中、入居率を落とす管理会社が増加した。
また「この春は転居する人が少ないだろう」という予想も聞くが、実際のところは蓋を開けて見なければわからない。確かこの状況下で不安定な中「わざわざ引越しをする」という選択をする人は、普通に考えれば減るだろう。
雇用や所得が減少していく中で、今のまま家賃を払えない人は「退去をして一旦実家に戻る」というようなことも起こるだろう。
こうなるとますます空室対策が難しくなることは覚悟しておかなければならない。いずれにしても、繁忙期は一年の中でも取り扱い件数が圧倒的に増える。需要増加に備えて、最低限の空室対策とその基礎的なことは抑えておくべきだろう。
募集条件と家賃設定
損して得とる早期退去
オーナーが少しでも早く家賃収入を生みたいと焦る一方で、入居希望者は、よりよい条件を提示される物件を選ぶものだ。
契約始期が先になるようでも、譲歩(フリーレントなど)をして契約が確定で
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる