長い夏もようやく終わりの兆しが見え始め、9月が近づくと賃貸経営においては秋の第二繁忙期が目前だ。
空室物件を決めるチャンスが目の前に迫っている中、お部屋探しをする入居希望者が、どんなところを注目しているのかを認識して、稼働率アップのためにできることから始めたいものだ。
管理状況を重視する
入居希望者が増えた
第9回入居者ニーズと意識調査(21C住環境研究会、株式会社リクルート共同編集)の結果が、発表された。コロナ禍においてお部屋で過ごす時間が増え、それと共に、物件の管理状況が以前よりも注目されているという結果が出た。
3年前の調査では、部屋探しの時「管理状況を重視している」という人が、全体の51%程度だったものが、今回は約59%まで増えている。その中でも一人暮らしをしている「単身者」ほど、管理状況を気にしているという結果であった。確かにファミリー世帯の物件に比べて、多様な年代の人が住む単身者物件は、ゴミ置き場や駐輪場が荒れやすいなどのことが多々起こりうる。よって、単身者ほど管理状況に注目しているということがよくわかる。

部屋探しの際に、
物件の検討に影
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執筆:
(いまいもとつぐ)