「物件購入と同じかそれ以上に大切なのが管理である」という言葉は、不動産投資や大家業をこれから始めようと勉強を始めている方ならどこかで聞き及んでいるだろう。
一方で順番としては、物件あっての管理会社、でもある。というのも、立地や構造などの物件プロファイルによっても必要な管理内容やオーナーの自主管理の程度も変わってくるからであり、通常は物件購入の目途が立って初めて管理会社選びに目が向くのではないだろうか。
とりわけ、まだ投資物件を1つも所有していない方が物件購入と並行して管理会社の評価・選定にベクトルを向けるのは簡単ではないことが想像できる。
そこで、公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会(日管協)の理事である加藤 豊様への取材を通じて、賃貸管理や建物管理において実際にあったエピソードに基づき、オーナーとしての心構えや管理会社を評価・選定する際の着眼点や考え方を伺った。
「投資家」である前に「住まいのオーナー」であれ
ひとたび物件を所有すれば、専有部分であれ共有部分であれ、管理対象に対しての当事者になる。
同じ「投資家」に括られるとしても、例え
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