民家に旅行者が有償で宿泊できる「住宅宿泊事業法」(民泊法)が6月9日にようやく成立した。来年1月にも施行される。
同法により、仲介事業者は観光庁に登録が必要となり、オーナー(家主)も自治体に届け出がいる。旅館業界と不動産業界で揉めた営業日数の上限は年間180日となった。
違法民泊が問題になっていたが、法律の整備によって全国で民泊事業への参入者が増えそうだ。

賃貸住宅業界では、新たなビジネス機会が創出されたと概ね好意的に受け止めており、民泊ビジネスを見据えた動きが活発さを増している。
投資用物件を手掛けるシノケングループは今春、民泊対応の投資用物件を東京と大阪で販売した。
東京大田区でマンション「ハーモニーレジデンス羽田ウエスト002」(総戸数46戸)、大阪市東成区ではアパート「ハーモニーテラス森ノ宮」(総戸数6戸)をそれぞれ供給。両物件ともグループの管理会社が借り上げて管理・運営する。
羽田の物件は5階建てで、間取りは1Kと1LDKとなっている。1室当たりの収容人数は3~4
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる