民泊新法(住宅宿泊事業法)は6月15日、拡大する訪日客の宿泊需要を受けて鳴り物入りで施行され、一般の住宅などを有料で貸し出すことが可能となった。
日本政府観光局によると、2018年の訪日客数は8月末までの累計で2130万8900人となり、昨年の同じ時期の累計よりも約13%増えている。
ただ、今年8月単月で見ると、257万7800人が来日したものの、前年同月比で4.1%の伸び率にとどまり、2017年8月の前年同月比20.9%の伸びから大きく見劣りする。
今年は、西日本豪雨による洪水被害など、相次ぐ自然災害が訪日客の足を遠ざけたと言っていい。加えて9月6日に発生した北海道胆振東部地震が、同月の訪日客数の出足にも影響を与えていると推測できる。
ただ、そうは言っても年間3000万人前後の訪日客数になると見込まれ、依然としてインバウンドの宿泊需要はおう盛である。
観光庁が9月28日に公表した7月・8月の宿泊旅行統計調査を見ると、日本人の延べ宿泊者数が前年同月比でともに減っているのに対し、外国人の延べ宿泊者数は7月に859万人(同14.4%増)となり、7月としては調査開始以来の最高値を示した。8月も772万
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