ホテル不足の今、都心で小規模ホテルを始める不動産投資家が増えている。なぜなら、アパートに比べ、高い利回りが期待できるからだ。
東中野駅から徒歩1分の「HOTEL Suite room」では1泊1室6万5000円の宿泊費の日もあり、6室で月の売上400万円を想定している。
前編では投資額や利回りについてもお伝えした。しかし1500万円を払った3週間後に建築会社が民事再生法の適用になるなどの苦難も強いられた。今回はそんな逆境の中、オープンさせた稼ぐホテルの間取りや内装について紹介する。
■大人数をターゲットにして、既存のホテルと差別化
どのようなホテルにしたら、長期的に収益を上げることができるのか。このホテルのオーナーで開業医であるNさんは、すでに安定した利益を出していた白金のホテルの運営を委託している運営会社に相談した。
「アパホテルのような単身者や2〜3人で利用できるホテルを作っても太刀打ちできません。既存のホテルにはない、大人数をターゲットにしたホテルのニーズがあると運営会社に聞き、コンセプトを大人数向けに絞りました」
今後、外国人旅行者のなかには、大人数のファミリーで泊まる人が増えてくると考え
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