それほどメジャーではない街で築20年超、19㎡で3点ユニットのワンルーム、1Kとなれば、空室に悩まされている物件も多いだろう。先日行われた賃貸住宅フェアではそんな物件を多数持っているオーナーが物件1階共用部を改装することで、物件、地域の価値を上げている例が発表された。
そのオーナー、石井秀和氏は南武線武蔵新城を拠点とする地主系のオーナー。この地域に18棟もの物件を所有しており、うち300室くらいが3点ユニットという、最近あまり好まれないタイプの部屋だという。
このタイプ自体が好まれない上に、その物件が集中しているとあってだぶついている感が否めないが、そんな中、平成4年築、3点ユニットの1Kが60戸もある物件で外壁タイルに剥離が多数見つかった。防水、コーキングその他を含み、大規模な修繕が必要で、かかる費用は千万円単位。
だが、それだけの費用をかけて修繕をしても建物を元に戻すだけの意味しかない。大金をかけても20年前と同じ物件にするのではもったいない。
■共用部のリノベで満足度を上げる
そこで、オーナー石井氏が相談に訪れたのがは中古物件のリノベー
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