中古住宅の流通を促す方法としてリノベーションが有効だと考え、住宅・不動産各社が力を入れている。実際、業績への貢献度も大きいようだ。
リノベを専業とするスター・マイカは、今期(16年11月期)中間決算で2017年11月期を最終年度とする中期経営計画を前倒しで達成することがわかったが、本業のリノベマンションの売れ行きが想定以上だったことが大きい。一棟リノベブランド「ステラ」を上半期で計9棟を販売。足元の中古マンションの保有残高は1800戸(360億円分)を超えている。
東急リバブルも数年前からブランド強化を図っており、リノベ事業で「ルジェンテリベル」をブランド化した。周辺の新築相場に比べて1~2割安く新築同様の設備仕様にしているのが人気だという。こうした状況を受けて、今月から同社では、売り主になるリノベーションマンションを対象に新たなブランドとして「Lideas(リディアス)」を立ち上げリノベ市場を果敢に攻める。
リディアスは、リニューアル工事を実施する前に専門機関による点検・検査から設備・仕上げまで対応し、引き渡しから2年間のアフター保証まで提供する。今年度中に350戸供給する予定だ。
大京グル
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