住む人の気持ちを考えて空室をリフォームする「フィーリングリフォームR」を掲げ、空室対策の相談に応じている山岸加奈さん。
この2年半で1070室の空室を埋めたことで、空室を埋めるためには、多くの物件に共通したノウハウがあることに気づいたという。そこで前編に続いて、後編では、山岸さんに聞いた低コストで効果的なステージングの手法について紹介する。

■予算は、その部屋の1ケ月の家賃が目安
前編では、空室対策には特効薬はなく、現状把握、ペルソナ設定、物件リフォーム&ステージングの3つをベースに、PDCAを繰り返すことだと空室対策の基本的な考えを紹介した。
本編では、リフォームほどお金をかけずにできる、小物を配置して魅力的な部屋に見せるステージングに焦点を当てて解説をする。
まずは、ステージングの実作業に入る前に、予算を決める。
「目安は1ケ月分の家賃です。3万円の家賃ならば、予算は3万円で、照明を付けて、小物を置くだけで部屋の雰囲気は大きく変わります。ほかのオーナーさんが1〜2万円かけてステージングするのを
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