長期間空室がつづいて思い切ったリフォームが必要な場合や、賃貸住宅を新たに建てるさいに、先に入居者を決めてから住まい手の希望を採り入れた内装にする方法がある。
それにより、築35年でも家賃12万から16万にアップしたケースなど、相場より高い家賃設定が可能になるという。

住む人のライフスタイルに応じた
内装や間取りにすることで家賃UP
不動産企画をはじめ、各種建築工事などを展開し、街づくりを行う株式会社NENGOを取材した。NENGOでは、既存の古い状態のまま、先に新しい住まい手を決め、入居者のライフスタイルを反映させた間取りや内装にする「仕立てる賃貸R」を手掛けている。
これまでに50戸を超える施工事例があり、リノベ前や周辺相場より高い家賃で満室になっている。それでいて質の高い入居者の確保ができているそうだ。担当者は次のように話す。
「壁の色や床材、水回り等を入居者の好みに合わせて決められるため、住まい手は部屋に愛着が湧き、比較的長く入居する傾向にあります。たとえば築35年の1LDK、50uの物件のケースでは、1年以上空室
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