住宅の空き室問題も大変だが、実はオフィスのほうが問題はより深刻である。住宅の場合は適切にニーズを掴んでリノベすることで入居者に強くアピールでき、かつ賃料アップを図れることがあるが、オフィスではその手が使えない。
中小規模のオフィスを必要としている規模の小さい会社はできるだけ固定費を抑えようと考えるからで、特にスタートアップ時の会社には見た目の予算を割く余裕はないのだ。
また、建物として規制の厳しい住宅はオフィスとして貸すことができるが、オフィスを住宅として使うには難しい場合もある。
そのためもあり、また、空き家問題も同様だが、現在空室になったビルを所有しているオーナーが経済的に困っていないとなると、空き室はそのままに放置されがち。
だが、貸せるものであれば貸して収益を上げたほうが良いのは当然だ。だが、貸そうとリノベをしても前述の通り、賃料は上げられない。
そんな中、賃料を上げずにリノベでオフィスを埋めている例がある。リノベーションしたばかりの部屋を見せていただいた。
場所はテレビ朝日通りを挟んで六本木ヒルズを向か
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