空き家問題が社会問題化する中で、賃貸住宅のオーナーに危機感が募る。「空室率を上げないためになにをすべきか」。頭を悩ますオーナーは少なくないはずだ。
空室対策はアイデア力が鍵を握っている。 収益不動産の売買・賃貸管理を手掛ける武蔵コーポレーション(さいたま市)は、群馬県前橋市で空室100%を満室稼働にした実績を持つ。キーワードは外国人だ。同市内の病院が女子寮として一括借り上げしていた築30年近いパークテラス前橋(総戸数21戸)。昨年5月に病院寮としての利用がなくなったことで入居者が一斉に退居してしまい、今後の運用を悩んでいたオーナーが同社に相談を持ち込んだ。
同物件は湘南新宿ラインの新前橋駅から歩いて30分かかる。バス便もそう本数があるわけではなく、運用対象としては決して立地条件が良いとは言えない。しかし、病院一括借り上げでオーナーは安心して10年ほど前に中古で購入していたが、突然100%空室という事態に。同社の営業部隊は、さまざまなルートを使い入居者誘致を探ってきたが難しい局面を迎えていた中で、ある日
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