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月額600円、1日5円の料金設定も。不動産オーナーも守る「高齢者見守りサービス」進化中

賃貸経営/技あり・話題の賃貸物件 ニュース

2018/11/16 配信

高齢化の進展に伴い、高齢の入居者がいる、高齢者に部屋を貸そうとしている不動産所有者が増えている。そこで気になるのが入居者の状況だ。特に単身者の場合、不測の事態が心配だ。

そうした不動産所有者、離れて暮らす高齢の親を持つ人達などに向け、ここ数年、高齢者見守りサービスと総称されるサービスが各種登場している。

電気やガスなどのライフラインの使用状況から様子を推察するもの、室内などに各種センサーを配し、様子をチェックするもの、電話や携帯を利用したものなど方法は各種あり、金額も1000円単位から1万円ほどまでと幅がある。

見守りサービス+保険というパック商品

そんな見守りサービスが安価に、自然に、見守られる人のプライバシーを配慮したものに進化しつつある。

たとえば65歳以上の高齢者を対象に部屋探しをする不動産会社、R65不動産が2018年10月に発表したR65あんしん賃貸パックは月額600円~。

同社ホームページによると、この商品は高齢者を見守る機器と、安心して高齢者に貸すための賃貸住宅管理費用保険を物件ごとに選べるようにパッケージ化したサービス。これまでの見守りサービスが賃貸住宅に向かない点を

・監視されている感じがある

・見守り機器設置に伴って工事が必要

・月額コストが高い

・入居者から嫌がられる

などとしたうえで、入居者のストレス、コスト面の問題点を解決するサービスとして電気の使用量に着目。

使用量を数カ月記録したデータを元に、いつもと違う使用量を感知した時には登録されたメールアドレスにメールを送信、異常を知らせるという。 見守りサービスの概要

見守りサービスの概要

このやり方であれば監視されているという不快感を与えることなく見守りが行える上、見守る側も自動的にメールが送られてくるため、ずっとウォッチしている必要が無くなる。見守りサイドは5名まで登録でき、居住地などの制限はない。

導入に当たっての初期工事等は不要で、費用は月額600円のみ。この料金にはアイアル少額短期保険株式会社の「無縁社会のお守り」が含まれており、万が一の場合にも、家賃と現状復帰費用を補償してくれる。

補償される額は

  • 空室・値引き期間の家賃保証が最長12ヶ月で1事故限度額200万円
  • 原状回復の費用保証が、遺品整理や特別な清掃・消臭費用等で1事故限度額100万円
見守り保険の概要
見守り保険の概要

見守りプラス保険と考えると、負担の軽さが分かるはずだ。

電話で天気予報を聞くサービスで1日5円

負担の軽さで注目を集めているのがWEBサービスの開発を行う合同会社ダブミリが始めた1日5円で利用できる孤独死防止の見守りサービス「ごえん」。これも監視と思われず、さりげなく見守ることを意識して開発されたという。

使い方は毎朝起きたら、電話でその日の天気予報を聞くというもの。

毎朝かかってくる電話から平均起床時間を算出、それから一定時間が経過しても電話来ない場合には本人に起床を確認する電話をかけ、それに応答がない場合には家族や友人、大家さん、支援団体などあらかじめ定めてあった連絡先に連絡が来るという。

複数の連絡先に同時に連絡が来るのが便利で有効。孤独死防止の支援活動などを行っているNPO、支援団体には無償で提供するとも。 サービスの利用状況によって月額の使用料金が変わってくる仕組み

サービスの利用状況によって月額の使用料金が変わってくる仕組み

料金はサービス名通り、1日5円。1年にして1825円と安価である。ただし、確認電話、緊急電話を発信した場合には1件100円がかかる。

また、姉妹サイトにモーニングコール型の見守りサービスもあり、緊急連絡の仕組みは共通。自分で天気予報を聞くというなら前者を、モーニングコールが欲しいという人なら後者を利用すれば良いだろう。モーニングコール型の利用料金は1回50円、1カ月1500円からとなっている。

健美家編集部(協力:中川寛子)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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