• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

2,203アクセス

インバウンドを取り込め!民泊だけではないシェアビジネスで運用資産フル稼働!!

賃貸経営/ターゲット設定 ニュース

訪日客の増加により、バケーションレンタルで収益を取り込もうという動きが活発だ。縮む国内マーケットを補完するのはインバウンド需要であるとして着目されている。

このバケーションレンタルとは、オーナーが部屋を使用しない期間を旅行者などに短期間貸し出しするサービスのこと。

家主不在のマンションや一軒家、町家、古民家、ペンションなどを活用したいわゆる民泊である。

米国ではそのマーケット規模は約4兆円と言われており、宿泊市場の17%と2割近くを占めている。

民泊仲介のHome Awayが今年4月に行った調査によると、過去2年間に日本を旅行した18歳以上の74%が日本でもバケーションレンタルを利用したいと回答している。

実際の利用率を国籍別に見ると、オーストラリアが最も多く、マレーシアとインドネシアが続いた。国際線就航便数の増便が訪日客の増加を後押ししている。

2017年のインバウンドによる宿泊者数の伸び率(2015年比)を見ると、特に福岡、沖縄、札幌の伸びが著しく、2〜3割伸びているという。空室対策に悩む賃貸住宅のオーナーにとっては、インバウンドが保有資産の稼働率アップに貢献するとの期待も少なくない。

今年6月15日施行の民泊新法は、営業日数が最大180日間となっているが、加えて各自治体独自の規制もある。特区民泊を除けば、通年で民泊を収益源として運営することが難しい中で、運用資産のフル稼働を狙う試みが相次いでいる。

賃貸二毛作セミナー
11月13日に明治記念館で開催した「日管協フォーラム2018」のセミナーの一コマ

こうした状況下、日管協フォーラム2018の「賃貸二毛作!!空室・空地・人材の有効利活用大研究!!」の会場では、「民泊だけではないシェアリングエコノミー」のパネルディスカッションが行われた。

そのなかで、良和ハウス(広島市西区)事業推進部兼ITグループプランナー課長の荒川敏勝氏は、「民泊での運用が難しいと考え、今年6月に30室をマンスリーとしてスタートした」と明かし、年内に50室、2019年に100室を目指しているとした。

家主から空室を借り上げ、家電・家具付き物件として運用しており、月額賃料は7万5000〜18万円になる。一般の賃貸住宅に比べて1.7〜2倍の賃料水準に相当する額を得ており、現状の稼働率は70%後半で推移しているという。

稼働率を引き上げるため、民泊で営業できない日数をマンスリーで穴埋めする方式を導入しているところも増えているが、ニーズは双方で異なると説明した。民泊は2〜3人が宿泊できる広めの部屋を好むのに対し、マンスリーは単身者がメインで広さへのこだわりは少ない。

また、民泊利用者は2〜3カ月前から予約が入るのに対し、マンスリーの場合は直前に予約が入るケースが少なくない。

このため、「マンスリーをメインに運用するマンスリー×民泊なのか、民泊がメインの民泊×マンスリーなのかで運用方法と収益環境が異なってくる」(スペースマーケット)との見方も出た。

福岡市中央区のミヨシアセットマネジメントの飯田秀範執行役員は、自社で手掛けるレンタルスペースの運用について、「福岡市内で既に貸しスペースビジネスを手掛けている会社があった。

その運用状況を見ながら、損益分岐点として5割以上の稼働率が1つの目安だと考えて参入し、まずは、居抜きの不動産活用として挑戦した」と話す。

実感として賃貸仲介のような早い反応はないものの、じわじわと問い合わせが増えて稼働率も上がっているとした。一般の賃貸住宅とは違う手応えを感じている。

利用目的の内訳は、@パーティーA撮影会B会議―の3つで8割のシェアを占めている。キッチン機能が付いているスペースでは、料理会などでリピーターが付きやすく、撮影会ではコスプレなどの需要、会議は企業が気分転換の一環で行う、社外打ち合わせが多いという。会議の需要は、地方ほど強いと実感しており、古民家や廃校を活用したスペースは人気だとしている。

ダイワホームズグループのグローバルコネクション(大阪市北区)は、外国人向けのシェアハウスでの運用に力を入れている。空室対策に悩むオーナーとのマッチングを得意とし、ネット利回り10%以上で運用している。

同社の龍村仁社長は、オーナーが外国人への賃貸を好まない最大の理由は、言葉の壁だと強調する。外国語でうまく意思疎通ができないことで、トラブルを回避する反応が先に出てしまうためだ。同社は、グループの国際部門の機能も使いながら対応している。

マンスリー、レンタルスペース、シェアハウス……。空き家・空き地などを活用したシェアリングビジネスは民泊だけではない。多様な形態が存在しており、それぞれのカテゴリーにおいて費用対効果を考えながら、どのようにインバウンド需要を取り込むかが今後の資産運用で重要になってくる。

健美家編集部

健美家サイト会員登録で最新コラムやニュースをチェック!

健美家不動産投資ニュース

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ