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SNSだけで1週間で満室! 愛知で女性専用店舗付き賃貸がヒットのワケ

賃貸経営/ターゲット設定 ニュース

2020/11/13 配信

コロナによって、住まいも仕事も変革を迫られている。そんな中、名古屋駅から電車で17分、愛知県東海市の「太田川駅」エリアに、女性起業家専用の賃貸住宅ができ、人気を集めている。

インスタグラムで入居者を募集すると1週間で満室に。コロナの影響で、一旦すべてキャンセルとなるもの、再募集をかけると、またも1週間で満室に。人気の理由を取材した。

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classwork おおたがわ」外観。メゾネットタイプで、2LDKが6戸入る。家賃は10万円

女性の間で「おうち起業」がブーム
サロン兼住居の潜在ニーズがあると確信

まるで都心にオープンした商業施設のような外観だが、メゾネットの賃貸住宅である。2LDKが6戸入り、入居者は女性限定。それも個人事業主など、自分で事業をしている人に限定した。

始まりは、土地の所有者から不動産会社に、「女性向けの賃貸アパートを建てたい」と依頼があったことだ。

ただ単に女性向け賃貸住宅を建てるだけでは強みに欠ける。そこで立ち上がったのが今回の計画だ。不動産管理業を営む「マキシドットベース」が主導となり、建築士事務所「ヘンリーモリス」、 デザイン事務所「クラッチワークス」、経理会社「トラスト」の異業種4社がタッグを組み、「クラスワークプロジェクト実行委員会」が発足した。

今回の計画について、建築士事務所「ヘンリーモリス」の代表取締役の大崎和久氏に話を聞いた。

「高収益かつ長期的に安定経営できる賃貸住宅を、これまでもマキシドットベースと共に手掛けてきました。弊社では築12年経っても満室経営が続くようなコンセプトやデザインにこだわった賃貸住宅などを手掛けてきました。そうした事業を行うなかで、昨今では、女性起業家がアパートを借りて、ネイルサロンやアイラッシュ(まつ毛ケア)サロンを行っているケースが多く、職住混合の店舗付き賃貸住宅のニーズがあると確信していました」

そこで、女性起業家の中でも美容系の仕事をしている起業家がサロンとしても住居としても満足して利用できるような住環境を提供することに。

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美容系のサロンなどフレキシブルに使える、ワークフロアを1階に。2階は住居として利用できるように、キッチンや浴室などの設備をまとめた

テナントを借りるより入居者はお得!
大家にとっても安定した収益を

家賃は1戸10万円、実質利回りは8%を超える。大家にとっても、しっかりとした利益になるように計画を練った。大家は、サブリース契約を利用している。

「このエリアで、2LDKで家賃10万円は新築の住居としては高いですが、テナントとして考えると安い。そう感じてもらえるような、開業して間もないスタートアップの個人事業主の方に入っていただきたいと考えていました。それも仲介業者に頼らずに、自力で入居募集できないかと考えていました」

なぜなら仲介業者を通すことで、間取りや広さなどの物件情報は伝わっても、「コンセプト」や「デザイン性」までは、うまく伝わらないと考えたからだ。そのため、デザイン会社の協力をえながら、ブランドコンセプトを固めて、動画を作成し、インスタグラムで発信を始めた。

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室内は2パターンの内装を用意した。写真はらせん階段が印象的な1階のサロンスペース

「ただホームページや動画を作ってアップするだけでは、なかなか閲覧数が上がりませんでした。インスタグラムで、物件のコンセプトやエリアなど、キーワードを絞って投稿し続けました。完成した物件の画像を載せると急激に閲覧数が増え、インスタグラムだけで集客できました」

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2階の住居スペース。1,2階合わせて60uと十分な広さを確保した

女性起業家の信用度は? 
面談を中心に判断。保証会社を利用

女性起業家というと、創業したてでは、収入が不安定になることも想定される。入居審査は、面談を中心に判断した。保証人は不要だが、保証会社を通すため、保証会社の審査を通過すれば入居できる。

実際に入居したのは、美容室、アイラッシュ(まつ毛)サロン、フェイシャルエステ店、クレイパック(泥パック)専門店などの美容系のサロンである。

なかには、初めての起業で、駅から6分の立地や公園の目の前というロケーションや施設の充実で入居を決めた人もいる。すでに起業していて、店舗を移転し、必要最低限の規模に縮小することでプライベート感のあるサロンづくりをし、固定費をおさえる目的で入居を決めた人もいる。

さまざまなタイプの美容系サロンが入ることで、利用者への認知度を上げるなど、相乗効果も期待できるだろう。入居者同士がつながりを持って、切磋琢磨してほしいとの狙いもある。

アパートでは長期的に差別化できない郊外で、
広い敷地がある場所に適している

このプロジェクトの代表を務める畑原 亘氏は、「その土地ごとにふさわしい classwork という場所を、各地に展開し続けることで、ほかには真似のできない独自性を持った新しいビジネスとして、きちんとフォーマット化していきたい」と考えている。

入居する女性起業家はもちろん、大家さんにとっても、プロジェクトのメンバーにとっても、「三方よし」となるような概念と環境を提供し、自分らしい生き方・働き方をしながら、誰かの役に立ちつづけることができる場所にして行きたいという。

最後に、このようなコンセプトの賃貸住宅は、どのようなエリアに適しているのだろうか? 設計を担当した大崎氏は次のように語る。

「アパートでは、なかなか長期的に差別化できないような郊外エリアで、ある程度の敷地を確保できるところに適していますね。たとえば今回の太田川エリアは近年、駅周辺の再開発が進み、特に若い世代から密かな人気を集めているエリアです。また広い敷地が確保できたことで、入居者はもちろん、サロンに通う利用者の駐車場も確保できました」

コロナによって、在宅勤務が増えるなど、職住混合してきた今、女性向けの店舗兼住居は、新しい可能性を秘めているのかもしれない。

健美家編集部(協力:高橋洋子)

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