所有から利用の時代に。いまシェアリングエコノミーが生活のあらゆるところに浸透している。
バブル経済の崩壊により失われた四半世紀とも言われる経済停滞の中で資産デフレが進んだ。それに伴いそれまでのモノを保有する、持つということに価値を見いだしていた時代とは違う価値観が生まれ、それが当たり前のようになっている。
自動車は購入するものではなく、レンタカーやカーシェアリングを使い買い物や旅行など必要な時に利用する。大学生などは、友人と部屋をシェアして住んだり、年齢も職業も異なる複数の人がキッチンやトイレなどを共有して居住するシェアハウスも普及してきた。
これに加えて、現在サブスクリプション(サブスク)という形態が注目を浴びている。サブスクとは、定額料金を支払うことで一定の期間利用できるサービスのことを指しているが、これが賃貸住宅の領域でも出始めている。
一般的な賃貸住宅では、オーナーと賃貸借契約を結び、礼金・敷金、毎月の家賃を支払うものだが、サブスク住宅にはそうした初期費用がかからず、しかも家具や家電が備え付けられていて身一つで引っ越ししてすぐに生活が始められる手軽さが特徴だ。
最近は、一般の賃貸住宅でも
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