不動産投資家のための建築知識」シリーズ。前回の記事では「空き家活用のヒント」について述べたが今回は、コロナ下のステイホームと共に居住者のニーズがさらに高まっているDIYを賃貸でも可能にする「賃貸DIY」の動向とその内容について解説する。
前回のストック活用の手立ての一つとしても、また投資物件の企画としても、これから期待される領域だ。
「賃貸DIY」が生まれるまで?
「自分の住まいを自分でつくる」に魅力を感じる居住者たち
この一年以上になるコロナ感染状況下において、緊急事態宣言によるステイホーム生活、またワークスタイルのリモート化などにより、居住環境への関心とニーズが変化してきた。
いわゆる「DIY」は、家で過ごす時間の増加、また家庭でのワーキングの導入などから、より住まいの質への関心が高まり、またライフスタイルに合わせて手を入れる行動をとる人々が増加している。
一例としてホームセンターの売上は2020年に前年比5%の伸びとなっている。(日本DIYホームセンター協会調べ)。
この動きは、もともとコロナ以前からのDIY志向としてたとえば、SUUMOの2017年、2018年の賃
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