「不動産投資家のための建築知識」シリーズ、今回は近年ニュースでも大きく取り上げられる「災害」に対して、どうリスクを認識するかについてまとめよう。
財産を失うリスクに対して建築でできること、建築ではできないことを区別することで、不可抗力である大きな災害に対して、少しでも安心を持つことにつながるだろう。
その不動産投資の
安全・安心の根拠は何か
近年、風水害、また地震などの災害のニュースがいつもどこかで起きているという感じを持ったことはないだろうか。災害の規模、起きる頻度が上がったような印象を受ける。
もちろん、現時点では統計データ的にその確率が大きく変化したということはなく、むしろ情報や報道のありようが変化した部分によるものが多いのだが、逆に言えばこれまでも報じられてこなかっただけで、各地において同様な災害はあった、ということだ。
すなわち、見える見えないにかかわらず、どこにあれ常に非常時に備える心構えが必要だということに立ち返らなければならないのだ。
不動産の安心安全は、一つは建築の安心安全、もう一つはその土地の安心安全、三つめは使う人、使い方がつくる安心安全で成り立っているということ
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