収益物件のオーナーには、サラリーマン大家さんのように一から資産を積み上げ、運用して規模を拡大していく投資家と、地主のように、先祖から受け継いだ資産は守りながら、それを効率的に運用していく大家さんの2通りが存在する。
出口戦略をしっかり設定し、物件を常に入れ替えていく「攻めの投資家」と、資産保全を第一の目的とし、物件を長期保有する「守りの大家」――。
その後者にあたる地主の資産運用に焦点を当ててみた。東急田園都市線の溝の口駅と宮崎台駅を最寄り駅とする立地にマンションを中心に収益物件5棟(計66戸)を運用するキャム(川崎市高津区)の越水隆裕社長は、カリスマ的な地主大家として注目され、賃貸住宅関連の各種催しなどで安定稼働について講演する機会も少なくない。資産を守り抜くカリスマ地主に高稼働率を続ける秘訣などを聞いた
――現在の運用資産を築いた経緯について教えてください
「本当のところカリスマ大家という言葉はあまり好きではなくて、私は不動産投資家でなく地主としての観点から資産を守っているに過ぎない。その収益物件は、いま取材を受けている高津区のこのマンションを含めて5棟・66戸を運用している。このうち一棟
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