なにごとにも人には得手不得手があるものだ。学生時代の勉強でもスポーツでも、そして社会人になってからの仕事でも……。
得意なことには時間が過ぎるのを忘れて没頭するが、苦手なことは遅遅とし進まず苦痛である。不動産投資でも成功する人と失敗する人がいるが、これは得手不得手に起因しているのであろうか。
高学歴で高収入のいわゆるインテリと呼ばれる人から、中卒や高校中退の人まで、さまざまなサラリーマンが不動産投資に参入しているが、意外にもこのインテリ層で不動産投資に失敗するケースが少なくない。一方、中卒や高校をドロップアウトした人であっても、成功している個人投資家は数多い。
このことからも不動産投資に学歴は関係ないことがわかる。成功しているサラリーマン投資家は異口同音に、学歴よりも常に学ぶことが欠かせないと話す。
高学歴で失敗する人は学びが足りていないのであり、ソニー創業者の故・盛田昭夫氏の著書「学歴無用論」(朝日文庫)でも、学歴と学びの違いを指摘している。過去の不動産投資にまつわる詐欺や不正融資の被害者を見ても、給与所得が高く社会的な地位もあって多忙な人が失敗、もしくは損失を被るケースがめずらしくない。
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