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標高10m以下は要注意。高さを知って水害の危険を察知する

不動産投資全般/災害・防災 ニュース

2015/09/17 配信

自然災害が多発している。そのうち、比較的予測しやすいのは水害である。地震の予測はほとんどあてにならないが、天気予報はかなりの確率で事態を予告してくれるからである。

また、水害が起こりやすい場所は非常に分かりやすい。水は低きに流れるわけだから、
①川や海の近くなどのそもそも低い場所
②周囲からみて低くなっている窪地
が危ないのは自明の理。現在そうした場所に住んでいる、物件を持っているなら注意をすべきだし、これから購入するのであればそうした場所は避けたほうが良い。では、具体的にどのようにして知れば良いか。

まず、ひとつは当たり前だが、地図を見ること。最近はネット上の地図でも標高が表示される。特にマピオンはもっとも標高表示が正確と言われるので、どこか候補になっている場所があれば、それで標高を見てみよう。注意したいのは10m以下の土地。

過去、日本で最大の高潮被害をもたらしたとされる伊勢湾台風(1964年)では干潮面上約5メートルの高潮が襲来した。もし、首都圏がこの規模の高潮に襲われたら、東京23区の約4割の地域が冠水していたとされる。その点からすると5m以下はまず危険だし、1時間に50ミリの降雨を基本に整備された河川の容量を軽くオーバーする、1時間に100ミリを超すゲリラ豪雨の頻発を考えると、もう少し余裕を見ておいたほうが良いと思われるのだ。

標高表示
永田町の標高表示。このあたりは台地で安心。武蔵野台地の場合、目安は20m

地図に加え、都内では地下鉄駅の出入り口に標高表示が掲出されるようになっており、それを見ればそこの土地の高低がすぐ分かる。地下鉄を降りて出入り口の海抜表示がゼロm以下はもちろん、海抜5m以下の場合にも水害の危険がある。都営地下鉄は海抜10m以下の出入り口がある駅について掲示板を設置しているから、表示があったら注意しよう。

また、窪地かどうかは地図上でも目的地の四方の標高をチェックすれば分かるが、一番体感できるのは歩いてみること。物件の下見時など、駅から目的地まで最短距離を歩きがちだが、わざわざ周囲を歩いてみるほうがより多くの情報が得られ、有用。無駄だと思わず、四方の徒歩10分圏をぐるりを歩いてみて、危険がないかを調べてみたい。

もうひとつ、必ずチェックしておきたいのはハザードマップ。自治体のホームページで見られる、あるいは配布されているので、いずれかの方法で入手、確認しよう。ちなみに、ホームページ上に掲出されていない自治体は防災意識が薄いと見られ、できれば避けたほうが無難。

健美家編集部(協力:中川寛子)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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