11月24日、東京都心をはじめ、関東各地で初雪が降った。都心で11月に初雪が降るのは54年ぶりだという。また、首都圏各地で足を滑らせけが人相次いだ。東京消防庁によると、都内では24日午後9時までに、転倒などで14人がけがをして病院に運ばれた。
日本全国でみれば今年の初雪は、10月7日未明、北海道稚内で初雪が観測され、北国ではすでに冬が到来している。
■寒冷地の物件ならではの「冬のコスト」
さて、寒冷地の物件では、除雪・排雪をはじめ、屋根の雪下ろし(雪降ろし)・つらら落とし(氷柱落とし)・雪庇落とし(せっぴ落とし)といった雪対策を行わなくてはいけない。
- 除雪
積雪地において交通や場所の確保などのため雪や氷を取り除くこと。集合住宅では通路、駐車場の除雪を行う。
- 排雪
積雪地で除雪や雪下ろしした雪を、邪魔にならない場所に移すこと。雪の多い地域では、行政の指定する雪捨て場(雪堆積場)がある。
- 雪下ろし(雪降ろし)
豪雪地帯では積雪が数メートルに及ぶため、家屋が雪の重みで倒壊するのを防ぐために屋根の除雪を行う必要がある。
- 氷柱落とし、雪庇落とし
氷柱(つらら)は、建物の軒下や岩場などから棒状に伸びた氷。また屋根
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