今年は地震の多い年だった……そう印象を抱く人も多いだろう。4月14日に熊本地方を震源とする地震が発生。熊本県益城町(ましきまち)では最大震度7が記録された。震度5強を観測した熊本市中央区の熊本城では、国の重要文化財の長塀が数十メートルにわたって倒壊した。
5月16日には茨城県南部を震源とする地震があり、小美玉市で震度5弱、水戸市、土浦市、栃木県栃木市、さいたま市、千葉県柏市や神奈川県東部など関東地方の広い範囲で震度4を観測した。
そして、10 月21日の鳥取県中部を震源とする地震では、最大震度6弱を鳥取県の倉吉市、湯梨浜町、北栄町で観測。翌月の11月22日には福島県沖を震源とする地震があり、福島県中通りや浜通り、茨城県北部、栃木県北部で震度5弱を観測した。仙台港で東日本大震災以降最大となる1.4メートルの津波を観測するなど、日本各地で地震への不安が絶えることのない1年だった。
■日本は世界有数の地震国
そもそも日本は世界有数の地震国である。というのも日本の周辺には4つのプレート境界があり、地殻変動が激しく地震活動が活発で、世界で起こるマグニチュード6以上の地震の2割以上が日本で発生しているとい
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