東日本大震災以降、土地の来歴を知る大事さが一般にも知られるようになった。昔、池や田んぼだった土地は液状化しやすいし、急な崖だった場所が平坦になっているとしたら、土砂災害の危険があるかもしれないなど、以前の土地の様子を知る、変化の過程を知ることで予測できることは多い。
だが、旧版地図は分かりにくい。鉄道、道路、地名などが現在と異なるためで、どこを基準に見たらよいかが判然としないのだ。
それを簡単に現在の地図と並べて見られるようにしたのが埼玉大学の谷謙二先生の「今昔マップ on the web」。これは右側に現在の地図、左側に過去の地図が掲出され、過去の地図を動かすとそれにつれて現在の地図が動き、見ている部分が現在の地図のどこなのかが誰にでも分かるというもの。
首都圏、関東圏だけでなく、札幌、仙台、東北地方太平洋沿岸、中京、京阪神、広島、福岡・北九州と日本の主要都市はおおよそカバーしているので、土地勘のない場所で土地、物件探しをする人にはと
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