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絵画や彫刻が資産になる?美術品を投資対象にする“アート”投資とは?

不動産投資全般/その他投資 ニュース

2018/08/08 配信

不動産と並ぶ現物資産の代表格

不動産といえば、現物資産の代表格。購入するにはそれなりの金額がかかるが、保有することで資産と見なされ、価値向上によるキャピタルゲイン、賃貸に回すことで家賃収入をもたらすなど、安定的な不労所得の源泉といえるだろう。

こういった実物資産を活用した資産形成の手段として、近年注目を集めているのが絵画や彫刻といった「アート」だ。

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人気の展覧会が開催されると美術館に足を運び、作品を鑑賞することは慣れていても、アートを買う習慣が根付いていない日本人にとっては、「美術品が投資対象になるのか?」と思うかもしれないが海外では一般的で、欧米では古くから著名作家の作品は資産形成に用いられてきたし、経済成長が著しい中国をはじめとするアジアの富裕層も、アートを買うことへの関心を高めている。

もちろん、アートは見て楽しむもの。買うことで所有欲も満たされる。ただし、その背景で人気の作品であれば需給の関係から価格は上がっていくので、キャピタルゲインが狙えるのだ。

例えば、独創的かつ奇抜な作品を創ることで知られる草間彌生氏の場合、「かぼちゃのひるね」というシルクスクリーンの版画作品のオークション見積価格は、2011年で約20万円だったのが、2016年には約200万円に上昇、いまや億単位の作品も珍しくない。

他にも、村上隆氏、奈良美智氏など、かつては手ごろな価格だった作品が高額で取引されているケースは珍しくない。

世界的に注目を集めれば集めるほど高額に!

歴史をひも解けば、レオナルド・ダヴィンチやゴッホ、セザンヌといった、教科書で覚えた巨匠はたくさんいて、現存する作品もある。

とはいえ、それこそダヴィンチの『サルバトール・ムンディ』であれば、オークションでついた価格は絵画作品としては史上最高額の510億円!

「ZOZOTOWN」などの運営で知られ、最近は何かとお騒がせの前沢友作氏は、バスキアの『Untaitled』を123億円で落札したことで話題となったが、一般人が手を出せる価格ではない。

これに対して、中堅や若手作家が手掛ける現代アートであれば、価格は数十万円~数百円と、決して買えない価格ではない。一点モノの絵画や彫刻であれば希少価値の面から価格の上昇が期待でき、版画作品も基本的には刷る枚数が限られているので、簡単に価値は毀損しないのが特徴だ。

ただし、不動産投資と同じように目利きは求められる。

「人気が出るかも!」と思って買ったとしても、そうはならないことも……。とはいえ、好きで買った作品なら、自宅などに飾って楽しむことができるので、そこは不動産と異なる点だ。

むしろ、キャピタルゲインだけを考えず、「気に入った作家から選ぶこと」はアート投資の基本なのかもしれない。

言わずもがな、グローバルで知名度がある作家・作品であれば、価値や価格は担保されやすい。マーケットが大きい海外で評価されると欲しい人が増え、それに伴い価格も上昇していくだろう。

いまは世界各地で作品を出品・販売するアートフェアが行われていて、それらの情報をネットでキャッチしていけば、おのずとアート市場のトレンドはわかるし、国内でも中堅や新進の作家を扱うギャラリーもたくさん。

百貨店などでもイベントは頻繁に行われている。ネットで調べたり現地に赴くことで有益な情報は得られるはずだ。

投資や資産運用の原則が分散であるならば、金融資産はいうまでもなく、多岐に渡る実物資産に配分するという選択肢もある。そのひとつとして、アートを考えてみてはいかがだろうか。

健美家編集部(協力:大正谷成晴)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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