シェアオフィスは知っているという人でもシェアキッチンはどうだろう。これは文字通り、キッチンをシェアして使うもので、多くの場合、キッチンで製造許可を取得しており、そこで製造するものが販売できるという仕組み。
ご存じのように飲食店あるいは作った食品を売るためには店を構えようとすると多額の費用が必要になる。店舗を借りるためには住宅と異なり、契約時に多額の費用が発生するし、キッチン機器類も必要になる。カフェ開業で1000万円以上からと聞くから、チャレンジしたくともなかなか手が出ないのが現実だろう。
そうした、いずれは店を出したいと考えている人を対象にシェアすることで安価に使えるようにしたものがシェアキッチンだ。ひとつの場所を数人で使うことにすれば、利用料金は安くて済む。場合によっては場所で製造許可を取っておけば利用者の手間は省ける。

実際、そうした施設があちこちでできつつある。たとえば、国立市にあるおへそキッチンは会員制で入会金1万円、月1万円で10時間まで使える。それが月に20時間になると1万5000円。施設自体は24時間利
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