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空き家などの活用として有望? シェアキッチンという新しい利用法

不動産投資全般/その他投資 ニュース

シェアオフィスは知っているという人でもシェアキッチンはどうだろう。これは文字通り、キッチンをシェアして使うもので、多くの場合、キッチンで製造許可を取得しており、そこで製造するものが販売できるという仕組み。

ご存じのように飲食店あるいは作った食品を売るためには店を構えようとすると多額の費用が必要になる。店舗を借りるためには住宅と異なり、契約時に多額の費用が発生するし、キッチン機器類も必要になる。カフェ開業で1000万円以上からと聞くから、チャレンジしたくともなかなか手が出ないのが現実だろう。

そうした、いずれは店を出したいと考えている人を対象にシェアすることで安価に使えるようにしたものがシェアキッチンだ。ひとつの場所を数人で使うことにすれば、利用料金は安くて済む。場合によっては場所で製造許可を取っておけば利用者の手間は省ける。

国立にあるおへそキッチンの料金表。一般の主婦でも利用できる料金になっている
国立にあるおへそキッチンの料金表。一般の主婦でも利用できる料金になっている

実際、そうした施設があちこちでできつつある。たとえば、国立市にあるおへそキッチンは会員制で入会金1万円、月1万円で10時間まで使える。それが月に20時間になると1万5000円。施設自体は24時間利用でき、他の会員と重ならない時間ならいつでも使える。

ただし、おへそキッチンの場合には利用会員それぞれが保健所の許可を取ることを義務付けている。これは万一事故があった場合の責任の所在を明らかにする仕組み。保健所、自治体などによってこうした部分の考え方、対処は異なるので事前に協議してから始めるほうが安心だろう。

利用例としてはマルシェなどで販売する商品を作る、料理や食品づくりのための教室を開く、飲食営業をするなど。こうした利用から起業、創業に結び付けようと自治体などが創業支援施設として助成をしている例などもある。

武蔵境にある8人で使えるシェアキッチン8Kの図面。意外にシンプルな作りである
武蔵境にある8人で使えるシェアキッチン8Kの図面。意外にシンプルな作りである

面白いのは比較的郊外の住宅街の中に立地している例が多いということ。前述の例は国立市だが、武蔵野市、横浜市、西東京市などにも同様の施設がある。主婦層でいずれ仕事をしてみたい人、あるいは副業としてやりたい人を狙っているからだろう。武蔵野市、西東京市の施設などのように会員は大半が女性、さらにその多くが主婦という例もある。

つまり、施設が成功するかどうかは足回りの利便性よりも、周辺の住民層によるということになる。利便性以外の、つまり立地以外で不動産が勝負できる使い方のひとつというわけである。

創業を目的とした施設として考えると、そのための支援などが必要となり、誰にでもできるというわけではないが、最近ではまちの賑わいを生み出すための方法としてシェアキッチンを作る例、街の人たちが集まるスペースとしてキッチン付きで提供している例なども出てきている。

また、シェアハウスでも広いキッチンを売りにした物件が出てきており、そのうちにはメディアにしばしば取り上げられるような例もある。もちろん、キッチンさえ作ればうまく行くというわけではないが、物件の差別化、特徴づけという意味ではキッチンに着目するという手はありうる。

特に家賃相場の安い郊外の住宅地での空き物件の活用という意味ではひとつの選択肢として知っておいても良いのではなかろうか。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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