• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

4,430アクセス

駐車場、空地の新活用法。増える車中泊旅行者を取り込み。保険登場で不安も解消

不動産投資全般/その他投資 ニュース

■10年で2倍。外国人利用者の増加で急伸

時間の制約がない、経済的にも旅館、ホテルに泊まるよりお得、気軽にアウトドア気分を楽しめるなどの理由から、キャンピングカーなどを利用して車内に寝泊まりする車中泊が流行っている。

国内のキャンピングカー台数はこの10年で2倍近く増え、10万6000台ほどというが、特に伸びが著しいのはこの数年。そのうちでも増えているのがレンタル用としての購入。つまり、旅行者、特にキャンピングカーに慣れた外国人旅行者に貸すというニーズが急伸しているのである。

都会に住んでいると身近に見ることがないため、そうしたニーズがあることに気づかないが、キャンピングカー、レンタルで検索をかけると想像以上に多くの事業者がリストアップされる。一般社団法人 日本カートラベル推進協会なる団体も立ち上がっており、2019年3月には車中泊だけではないが、車の新たな可能性を探るイベント「つくばVAN泊」も開催される。

「2018年には3100万人の外国人旅行者が訪日していますが、そのうち、150万人ほどがレンタカーを利用しており、さらにそのうち5万人くらいがキャンピングカーを利用しているのではないかと推察しています。最近は民泊が激減、民泊難民の人たちの利用もあるのではないかと考えています」とは車中泊できる場所情報を提供するアプリを開発しているCarstayの宮下晃樹氏。

レンタカーは増えており、それにつれ、利用者も増えているわけだが、問題は車中泊ができる場所。一説には駐車場、トイレなどが完備された道の駅やオートキャンプ場の増加が車中泊増に繋がっていると言われるが、外国人にとっては道の駅は分かりにくいと宮下氏。

「夜間は照明がないため、見つけにくい、トイレが使えないなどの声もあり、そもそも、まだまだ数が少ない。そのため、車中泊で停めるところがないと困っている人は少なくありません。それをなんとかしようと立ち上げたのがCarstayです」。

インバウンド利用だけではなく、リタイア層が軽自動車などを改造、それで旅をするケースなども増えているという
インバウンド利用だけではなく、リタイア層が軽自動車などを改造、それで旅をするケースなども増えているという。Carstayトップページ

温浴施設や飲食店、観光施設や道の駅、テーマパーク、キャンプ場などの駐車場のほか、自宅や貸別荘、一般の駐車場なども想定されており、車一台分から、空いている時間だけを無料で登録、貸し出せる。

ひとつ、要件となるのは24時間使用可能なトイレが500m以内にあることだが、これは公園やコンビニエンスストア、公衆トイレなどで可。

本格的なキャンピングカーとなると一般の駐車場に入るのかという不安もあろうが、登録時に車種サイズを記載すれば利用者のほうで選択するので問題はない。意外に高さがある車が多いそうだが、屋根のある駐車場以外では気にしなくて良いだろう。

「現在のところ、車中泊は規制する法律がなく、旅館業法も、保健所も関与しません。民泊のようにコミュニケーションも不要です。コミュニケーションしたい人向けにいずれアプリにはチャット機能を実装するつもりですが、使う、使わないはその人次第です」。

仕組みは実に簡単。民泊と違い、泊まる場所そのものを提供するわけではなく、関わるつもりがなければ全く関わる必要もない
仕組みは実に簡単。民泊と違い、泊まる場所そのものを提供するわけではなく、関わるつもりがなければ全く関わる必要もない

基本的には夜来て車を停め、朝には出て行くという利用のため、駐車場オーナーがやるべきことはなく、民泊ほどトラブルは想定しにくいが、それでも不安という人には保険がある。

三井住友海上火災保険会社がホスト登録して駐車場や空地を提供する事業者、ゲスト登録して車中泊をする旅行者双方を対象に保険を開発したのである。Carstayを利用する場合には自動的に付帯するので、施設への被害、利用者同士のトラブル、地域での騒音、ゴミ問題などに対処できるという。

また、4月以降には24時間、多言語で対応するコールセンター開設が予定されているので、何かあっても、そこで対処できるようになるはずだ。

貸し出した場合の料金だが、普通車以上のサイズのクルマが駐車可能な一般の駐車場の場合で500〜3000円程度が想定されており、平均価格は1000円。キャンピングカーが駐車可能なキャンプ場の場合は3000〜6000円で平均は4000円程度。

いずれの場合にも温泉やWi-Fi、電源その他利用できるものが増えればその分、利用料金は上乗せされる。駐車場の場合、料金のうちの40%、キャンプ場の場合は20%が販売手数料として必要だが、使わない駐車場を何の準備もせず、夜間貸すだけである。多少でもお金になるなら試してみても損はない。

ちなみにニーズが高いエリアとしては観光地や景勝地の近く、宿泊施設の少ないエリアでのイベント時など。車で移動する人たちが対象で、一般的な交通の利便性は問わないため、駅から遠いなどの空き地、駐車場でも良い。

現状、キャンピングカー利用者の主な行き先は北海道や九州、長野などの高原だそうで、使っていない別荘の駐車場なども有望。都心近くも足りていないとか。

2019年1月末から本格的な運用が始まり、当初、掲載されたのは64件。地域としては山梨県、長野県などが多いそうだが、これから拡大が始まる。登録自体は無料だから、とりあえず試してもよさそうだ。

健美家編集部(協力:中川寛子)

健美家サイト会員登録で最新コラムやニュースをチェック!

健美家不動産投資ニュース

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ