振り込め詐欺が巧妙化している。息子や孫を装って「会社の大事な書類を無くした」「株で失敗した」などと言って老親から金をだまし取るオーソドックスな手口が報道によって知られることになったことから、現在では役所になりすまし、医療費や保険料、税金、年金などの払い戻しを装う還付金詐欺、融資を装ってそのための保証金名目での振り込みを促す融資保証金詐欺、有料サイト使用料、名義貸しの違法登録を抹消するための手続き費用などを装った架空請求詐欺、大手デパート会社をかたってクレジットカードをだまし取るカード手交型特殊詐欺などなど、あの手この手が使われるようになっている。
警察ではその手口を広く知らせることで発生を防ぐとともに、アジト発見にも注意を呼び掛けている。
振り込め詐欺に限らず、犯罪のアジトとして使われやすいのは賃貸住宅である。そのため、所有者としては自分の物件が悪用されていないかには気を配る必要があろう。では、具体的にどのような使い方が危ないのか。関係者に聞いた。
●マナーが悪い若者が頻繁に出入り
振り込め詐欺に
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