空室を利用した犯罪が西日本を中心に多発している。大阪府では不正に入手した他人のクレジットカード情報を使って通販サイトで家電製品を購入、マンションの空室に配送させて盗んだとして大阪市浪速区日本橋東の中国人留学生ら5人が逮捕されている。
府警によると、マンションの空室に配送させたパソコンなどの家電約350点を市内にある買い取りセンターに持ち込み、総額約1200万円で売却、中国にいる指示役が指定された口座に送金していたという。犯罪にかかわったうちの一人が不動産会社でアルバイトしており、そこで得た空室情報を基に家電の配送先を決めていた。
同様の事件は福岡でも発生しており、このケースでも他人のクレジットカード情報を使って183件、約1500万円分の商品を購入、マンションの空室に配達させている。このケースでは、空室の脇にある配管格納庫内にある暗証番号付きのキーボックスに鍵が保管されており、犯人らは不動産会社が使う専用サイトに不正にアクセスし、鍵の保管場所や暗証番号などに関する情報を入手していたという。
毎日新聞ではこの仕組みを図解しているが、うまく考えられたものである。
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