株式会社TATERUは12月27日、「特別調査委員会からの調査結果報告書(要約版)受領および今後の対応に関するお知らせ 」を公表した。
同社の従業員が顧客から提供を受けた預金残高データを改ざん、実際より多く見せて金融機関に提出し、融資審査を通りやすくしていた事実が判明したことを受け、他に同様の事案が無いか、発生原因と今後の対策等について、外部の専門家を中心とした特別調査委員会を設置、調査を実施していたものである(12月14日付当ニュース既報)。
今回の報告書では、同社従業員が行った不正行為について認定し、その手口について詳細に記載している。報告書に記載の手口は以下の3つであった。
1「顧客の自己資金額に関するエビデンスの改ざん」
営業職員が、顧客から預金残高が記載されているエビデンスを印刷物又は画像データとして受領、エビデンスのデータをパソコンに取り込み、JPEGやTIFFに変換した上で,当該パソコンに標準搭載されている画像編集ソフトを使用して数字の切り貼りを行い,預金残高を書き換えていた。
エビデンス改ざん後、金融機関にエビデンスを提出する営業部長等は,上記の方法により作成したJPEGファイル
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