かぼちゃの馬車」を販売したスマートデイズの経営破綻から、間もなく1年になる。首都圏を中心に点在する、かぼちゃの馬車の物件は、今、どうなっているのか。
中には、グループホームや労働者の宿所にして、起死回生を図っている例がある。どちらもオーナーからのSOSに対して、救いの手を差し伸べ、再生プランを実現したのが、元銀行員で、現在は不動産投資家でコンサルタントの川村龍平氏である。そこで川村氏が手掛けた、かぼちゃの馬車再生事例について話を聞いた。
■元銀行員ならではの交渉術で、金利4.5%から1%に
全国で講演活動を行い、不動産投資勉強会「東京築古組」を率いる川村龍平氏は、一昨年の夏から、異常事態が起こっているという。
「以前は『もっと収益を上げたい』など、前向きな相談が多かったのですが、かぼちゃの馬車を購入した人に限らず、立ち行かなくなっている人からの相談が急増しています」
不動産投資をするうえで最も重要になるのが、「長期にわたる税引き後経費控除後のキャッシュフロー分析」であると川村氏は力説してきた。
しかし、そこまで考えていないがために、うまくいかないケースが多いという。実際に相談を受けた、かぼちゃの馬
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