築8年でも重大事故は起こる
リスク管理を怠った代償は大きい
50代の入居者が亡くなった東京都八王子市のアパート階段崩落事故の続報が次々と入ってきている。
問題のアパートの完工は2013年。築8年でも施工不良なら事故が起きる。また、同じ施工会社が手がけた物件が複数あるということで、当事者は気が気でないだろう。
事故後は入居者が全員退去し、その費用はオーナーが負担した。修復工事しても、果たして同じ物件に入居者はつくだろうか。入居者の安全を軽視したわけではないだろうが、事故の代償は大きい。
そこで「大家さん専門保険コーディネーター」の保険ヴィレッジ代表、斎藤慎治さんに今改めて不動産投資家が取り組むべきリスク管理について聞いた。
「今回の事故は極めて特異なものです。品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づき、請負人(施工会社など)はアパートの引渡しの日から最低10年間にわたり瑕疵担保責任を負わなければならないことになっています。
築8年ということで、請負人が瑕疵
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