森ビルが六本木ヒルズなどで培った都市開発の全てを注ぎ込み、「ヒルズの未来形」とされる虎ノ門・麻布台プロジェクト。
オフィス、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設など、多様な都市機能を融合した「虎ノ門・麻布台プロジェクト」が、いよいよ来年2023年に竣工・開業する。
竣工時には高さ日本一となるメインタワーの54階から64階には日本初の「アマンレジデンス」が入居する。最高価格300億円とも噂される超高級レンジデンスの概要とはーー。
圧倒的なラグジュアリー感!
高さ日本一のビルに入居者専用レストランやスパ
「アマンレジデンス東京」の公式サイトによると、 2~6ベッドルームを持つ各住戸には、専用エレベーターロビーが直結。
居住者とそのゲストは、54階と56階にあるティー ルーム、ライブラリー、リーディングルーム、ラウンジ、バー、専用シェフがサービスを提供するプライベートダイニング ルームなど、居住者専用の施設を利用できる。25mのプライベートプールを含む1,400㎡のアマン・スパ も併設されている。
しかし、同サイト上では、全91戸とされる各部屋の間取りや価格、販売スケジュールは一切表示されていない。
あるのは、英語の問い合わせフォームのみ。敷地内にブリティッシュ・スクール・イン 東京を誘致していることからも、外国人富裕層や外資系企業の法人利用、外国大使館などをメインターゲットにしているように映る。
Zozo前澤氏、サイバーエージェント藤田社長、
日本屈指の富豪が購入に興味!?
完全なクローズド販売戦略を採るアマンレジデンスだが、IT系の起業家を中心にした日本の財界人らも興味を示していると伝えられている。
デイリー新潮は、この「令和版バベルの塔」の購入候補者として、ソフトバンクグループの孫正義社長やZOZO創業者の前澤友作氏、サイバーエージェントの藤田晋社長などを挙げている。
取材にソフトバンクグループ広報担当者は否定したものの、サイバーエージェント全社広報室は藤田社長が物件の見学に行ったことは認めたという。
アマンに並ぶ高級ホテル「リッツ・カールトン」が運営する六本木の超高級レジデンス「ザ・パーク・レジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京」に住んでいることを公言している「Max松浦」ことエイベックスの松浦勝人会長は、今年1月、自身のYouTubeチャンネルで「アマンレジデンスは1部屋200億円」と暴露。
実際に最上階ペントハウスは1500㎡で2億ドルと噂され、現在の為替レートでは300億円近くの計算になる。
しかし、松浦会長自身は購入に前向きな様子は見せず、「買うのは日本人じゃないでしょ」と分析。さらに、「アマンレジデンスのせいでミッドタウンから東京タワーが見えなくなった」「東京タワーが見えなくなってもう家を売るっていう人もいる」と恨み節まで。
確かに松浦氏が言うように、アマンレジデンスの入居するメインタワーによって、六本木・赤坂エリアからの景観が変容し、自慢の東京タワービューに大きな影響を受ける物件もある。
逆に、開発地周辺の麻布台、六本木一丁目エリアは、日本最高価格のレジデンスが誕生することで、坪800万と言われる現在の相場価格がさらにつり上がる見込み。
来春竣工のアマンレジデンスは、日本の富裕層の象徴ともされる港区のマンション価格相場にも悲喜こもごもの影響を与えそうだ。
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健美家編集部(協力:
(おおさきりょうこ))