全国で増加、社会問題化している空き家の解消、再生、管理などを目的にオーナーに的確なアドバイスができる専門家として、空き家相談士を要請すべく、一般社団法人全国空き家相談士協会が発足した。
相談士になるためには、協会が2日間、13時間に及ぶセミナーを受講し、最後に認定試験に合格することが必要。セミナー受講料は5万円(相談士登録料込み)。認定セミナーは、今年9月から11月にかけ3回行われる。各回の受講者は約50人を想定している。
試験問題は
(1)総論
(2)空き家に関する実体法的論点
(3)空き家と登記
(4)空き家に関する税務知識
(5)空き家に関する建築知識
(6)空き家の相談
(7)空き家管理コンサルティング
(8)空き家の利活用
の分野からの出題になるという。
また、中小の一企業や個人では不可能な大型の再生ビジネスについては全国の会員が資金を出し合ってファンドをつくり、ビジネス化できるよう協会内に「協業化委員会」を設置していくことになるという。
様々な資格が先行する空き家問題。知識だけでは解決できないと思われるが、果たしてどのような人たちが認定されるのか。動向に注目したいところだ。
健美家編集部(協力:中川寛
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