日本にある不動産会社は約12万社。コンビニエンスストアが約5万店というから、それよりはるかに多いのが不動産会社である。
それだけ身近にあるはずの不動産会社だが、一般的にイメージはあまり良くない。そんな中、6年前から不動産業界のイメージ向上、知識・経験・情報の共有を掲げて、不動産会社の勉強・懇親会関東不動産会を主催してきた鈴木誠氏が新たに一般社団法人日本賃貸仲介協会を立ち上げた。
これまで、不動産業全般あるいは管理業の業界団体はあったものの、賃貸仲介に特化した業界団体は初。新たな団体の意図について、代表理事となる鈴木誠氏に聞いた。
●賃貸仲介業界を底上げしたい
「賃貸仲介は比較的、専門知識、資格、資金などが少なくても参入しやすいことから、不動産業界全体の中でも質が良くないのが現状。部屋を探す人たちにとって不満に繋がるのはもちろん、働いている人たちも自分の仕事に誇りが持てず、一生続けたいと思えない、ストレスフルな状況です。自分自身がそうした、人を騙して契約をさせるような会社にいたこともあり、その頃は仕事は苦痛でしかありませんでした。そこを変
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