不動産業界、特に住宅に関しては需要急減への対応が急務だ。そんな中、ITとシェアリングの両分野は、不動産ビジネスと切っても切れない関係になりつつある。足もとでは、IT技術の進展に伴ってモノとインターネットをつなぐIoTが注目を浴びている。
住宅・不動産業界と電鉄大手や自動車、食品、ガス・電気などのインフラ企業も集まって昨年7月に設立した「コネクティッドホーム アライアンス」(事務局・東京都千代田区)では、将来の暮らし方の青写真を描く。
例えば、起床時間になると部屋の電気が自動で点灯、「Good morning」の声と共に音楽が流れはじめ、ベッドから出て窓を開けると同時に電気が消えてテレビがつく。
「コーヒーを淹れて」と言うだけでコーヒーメーカーがコーヒーを作り始めたり、「カーテンを閉めて」の指示でカーテンが自動で閉まり、「ルームランプをつけて」で間接照明が点いたりする。
玄関前でスマートフォンに向かって「Open the door」と発声すると、スマホが「Sure」と返し、ドアが開錠される。部屋に入ると掃除機「ル
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