とんでもないボロ物件を購入して血の気の引く思いをしたが、労力と気力で、華々しく持ち直した復活ストーリー。【前編】では物件を掴んでしまった経緯とそのボロさ加減を紹介した。今回の【後編】では、どのようにして復活させたか、そして思わぬ副産物について紹介する。
■徹底的にテコ入れ
購入後、先輩大家さんに何度も相談し、具体的にどのようにして満室にするか詳細な戦略を練った。まずは、選りすぐった管理会社に管理を委託し、滞納には毅然とした態度で挑んだ。
3ヶ月以上滞納が経過して、支払いがあることは相当珍しいと聞かされたが、幸運にも、2名の滞納者は、家賃を支払いしてくれるようになった。
また、矢継ぎ早に下記の対策を実施した。
・外壁・屋根塗装
・共用部の清掃、ゴミの撤去
・シロアリの駆除
・防湿工事
・ジャッキアップ (柱が3本なく、傾きがあった)
・コインランドリーの撤去、室内洗濯機置き場の設置
・IHコンロ・エアコン・TVドアホンを設置 (ガス会社支給)
・クロス、クッションフロアの張り替え
・LED外灯を新規設置 (夜でも明るく防犯面も強化)
・簡易モデルルームの設置 (イケア照明等を活用)
・自動販売機
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