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安定志向を捨ててハイレバ不動産投資の道へ。わずか3年半でFIRE達成目前のサラリーマン大家千さん【前編】

不動産投資全般/投資家インタビュー ニュース

2022/09/24 配信

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千さんの戸建再生事例。DIYを駆使してデザイン性の高いリフォームを施している

会社を辞めたいとか、自由な時間がほしいとか、子どもに良い教育を受けさせたいなど…人が不動産投資を始めようとする理由は年齢や立場によって様々だろう。だが、通底するのは「人生の選択肢を増やしたい」という想いではないだろうか。

今回紹介するのは、島根県在住の30代サラリーマン大家の千@DIYer兼大家さん(以下、千さん)。2019年に不動産投資をスタートさせ、そこからわずか約3年半で戸建を10棟、アパートを3棟、区分マンションを1室の計29室を所有するまでに至った。

空室やリフォーム中の部屋を除いた現状の家賃売上は月100万円を超え、サラリーマン収入と同等以上のキャッシュフローを確保。すでに年内での退職を決めており、来春からは徳島県へ移住を予定するなど、まさに不動産投資で新たな人生の選択肢を獲得しようというところだ。

スピード拡大で勢いに乗っている印象の千さんだが、これまでの人生を振り返るとむしろ安定思考で、自然と周囲の期待に沿うように振る舞い、進路を選択してきた優等生タイプだったという。だが、2017年に母親をガンで亡くしたことが、そんな千さんの考え方をまるっきり変えるきっかけとなった。

「ガンが発覚した後、母が選択した治療法が自然療法のような、スピリチュアル的要素を含んだものだったんです。今考えると根拠に乏しく、治療と呼べるかも怪しいようなもので、あっという間に母の病状は進行し、亡くなってしまいました。

とてつもない無力感がありました。自分にもっと知識があれば、お金があれば、違う結果になったかもしれない。今のままでは、今後の人生でも別の不利益を被ることになる、という予感が僕を変えました」

安定志向を捨ててリスクを取る道へ
まずは築古戸建から不動産投資をスタート

そこからは自己啓発系や金融・投資系の本を読んだり情報収集を積極的に行うようになり、そんな折に出会ったのが音声メディアVoicyの「サウザーラジオ(現:聖丁radio~志、天をも穿つ~)」だった。

サウザーラジオでは当時、番組メインテーマの「資本主義社会の攻略法」のひとつとして不動産投資、とりわけ築古戸建を格安で買い、DIYでリフォームして家賃収入を得る手法についてたびたび言及されていた。

そこで不動産投資と出会い、不動産のもつパワーに惹かれた千さんは、空き家になっていた祖母宅の継承を申し出て、これを取得。2019年1月、築古戸建から不動産投資をスタートさせた。

「当初は仲間もおらず、TwitterやYouTubeで情報収集しながらひとり物件に向き合う日々でした。そんなある日作業をしているところに知らないおじさんがふらっと現れ、『何してるんや?』と話しかけてきたんです。

風貌の怪しさから若干警戒しつつも、話してみると元職人さんということがわかり、作業を手伝ってもらえることになりました。しかも、色々な作業をひとりでこなせる多能工さん。とてもラッキーでした」

元職人のおじさんや紹介してもらった業者からのサポートも受けつつ、工事を実施。取得から5ヶ月後、4LDKという間取りの広さも相まって月7.5万円という地方では高めの家賃での入居付けに成功した。

「単純にやっていて楽しかったですし、自分でお金を稼ぐという初めての感覚に痺れました。これはやっていける、と確信し、融資を活用して規模拡大することを意識しながら行動を起こしていきました。この頃から不動産投資セミナーにも参加するようになり、特にふんどし王子さんの投資手法を参考にしています」

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冒頭の写真の綺麗なキッチンスペースも、元はこのような状態だった。

千さんの投資対象は戸建、アパート、区分マンションと様々。自己資金を極力使わず、融資のレバレッジを最大限に活かした投資にこだわっている。

まず戸建は融資をつけて買うのが困難なため、現金で買っておいて、地銀や信金で返済期間10年、無担保のリフォーム融資を引く、ということを繰り返す。

そうして取得した戸建には抵当権がついていないため、次の1棟アパートの購入に活きてくるという。アパートの融資の際に戸建を共同担保として差し入れることが、自己資金を入れる代わりとなるというわけだ。千さんはこの方法で、短期間のうちに3棟のアパートを自己資金ナシで取得することができた。

「満室まで待たない」がモットー
物件検索、融資開拓にリフォームまで常にフル稼働

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千さんの所有する戸建のひとつ。今は業者さんの紹介で購入することが増えたという

不動産投資家なら、誰しも”満室”という言葉が好きなはずだ。新しい物件を購入したら、まずは空室を埋めて満室を目指すというのが普通の流れだろう。だが、投資にスピード感を重視する千さんは、”満室”を必ずしも良い状態とは捉えていない。

「僕は現状では、満室になるまで待つということはしません。僕にとって満室とは、手が止まってしまう、という状態。なので新しい物件の購入直後でも、リフォーム中でも、つねに物件検索や銀行開拓を欠かさずやっています。

物件ポータルサイトは1日に何度もチェックするので、各サイトにいつも何件掲載されているのか、自然と覚えてしまいました。なので、少しでも動きがあればすぐに気づいて、良さげな物件ならすぐにアクションを起こします」

千さんがスピーディな規模拡大を可能としたのには、他にも様々な理由がある。明日の後編では、商工会の「マル経融資」の活用法や、アルバイトを雇用して組織したDIYチームの話などを紹介する。

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健美家編集部(協力:Tamaarai(たまあらい))

Tamaarai

■ 主な経歴

地方都市でサラリーマン業、ライター業、大家業の3足のわらじで活動する30代。 趣味は物件と料理のDIY。 特技は人の顔と名前を覚えること。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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