• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

21年間のほったからし投資,区分3戸でも月24万の家賃と1100万の売却益【はたりえさん】

不動産投資全般/投資家インタビュー ニュース

2023/03/24 配信

都内在住で、大手生命保険会社で総合職として働いていた、はたりえさん。在職中に不動産投資に興味を持ち、区分マンション3戸を購入。早期退職制度を利用して退職し、専業主婦になるも、区分3戸で、毎月24万の家賃収入があるのは、大きな「安心」となった。

今年で最初の物件購入から21年の月日が経つが、管理は管理会社に委託し、ほとんど手間がかからず、購入後は「ほったからし」だったそうだ。昨年には1戸を売却して1100万円の売却益を得て、改めて不動産投資の魅力を理解した。そんな、はたさんの不動産投資体験談を紹介する。

332698292_962822384708722_4878825008918973368_n
はた りえさん。国立大学を卒業後、大手保険会社勤務を経て、専業主婦に。ファイナンシャルプランナーなどの資産運用に関する資格を複数保有し、講師業にも励んでいる。日々の活動はFacebook

いつまでも身を粉にして働けない! 結婚や出産もしたい!
在職中に、仕事で得たお金と信用を使って、3戸購入

はたさんが不動産投資を始めたのは2001年。当時、生命保険会社の総合職としてがむしゃらに働いていたが、激務と仕事でのストレスが、体よりも、まず心をむしばんでいった。

「笑い方を忘れるというか、うまく笑顔になれないほど精神的に限界がきて、このまま働き続けるのは難しいと感じました。そんな時に読んだ本が『金持ち父さん、貧乏父さん』で、自分の代わりに働いてくれる不動産を持ちたいと考えるようになりました」

そんな、はたさんのもとに、投資用不動産を売る営業マンから電話がかかってくる。

「収益不動産が欲しい気持ちになっていたので、まんまと勧められた新築の区分マンションを買ってしまったのです(笑)。

不動産の勉強をしていないながらも重視したことは、入居者が決まらない場合に自ら住めるかどうか。この視点がある意味正解でした。

場所は品川区で、間取りは1Kですが、駅から近く、収納スペースがあり、トイレとお風呂は別。ガスコンロ2口と料理がしやすく、最上階で見晴らしがよく、自分でも住みたいと思えたため購入に踏み切りました」

価格は2070万。現金で支払うこともできたが、販売業者に勧められた金融機関から全額融資を受けられるとのことで融資を受けた。期間30年と長く組むことができたが、金利は3%台と高金利だった。

品川
1戸目の新築マンション。品川区と人気のあるエリアで、見晴らしのよい最上階であることも好印象だった。毎月の家賃は9万2000円。表面利回りは5.3%

1戸目は「老後の年金の足しになる」との営業マンのセールストークにのせられ、不動産投資がどのようなものか分からないまま始めてみたが、実際は安定的にお金が入り、「収益不動産は本当に自分の代わりに働いてくれる存在」だと実感した。

2戸目は「立川」、3戸目は「川崎」の中古の区分マンション。
オーナーチェンジで購入、ほとんど手間がかからず保有

1戸目の購入から4年後、2005年になり、不動産投資に詳しい同僚から、中古の区分マンションの売買を手掛ける仲介業者を紹介してもらい、業者の紹介で、手頃な価格の中古マンションの購入に乗り出す。

そこで購入したのが、次の2戸である。

立川
立川で購入した、築12年の1K。835万円、大手都市銀行からフルローンで融資を受け、17年間かけて昨年返済完了。家賃5.8万円、表面利回り8.3%、オーナーチェンジで購入
川崎
川崎で購入した、築10年の1LDKのマンション。1150万円、現金で購入。家賃9万、表面利回り9.4%。オーナーチェンジで購入、15年間、同じ入居者が住んでいた。コロナ禍で初めて退去があったが、いい状態だった

3戸とも、安定的に入居者が入っており、空室が発生しても、1~2ケ月で次の入居者が決まった。

計3戸の家賃月収は24万円。そこから融資を受けた2戸分の返済と、それぞれ修繕積立金、管理費のほかに、売買を担ってくれた業者に入居者の管理を委託しているため、入居者に関連する管理費を3000~5000円ほど支払う。

手元に残るのは、現金で購入した3戸目の家賃9万に、プラス1万円ほどで毎月10万円ほど。昨年2戸目が完済したことで、手残りが月16万円ほどにアップした。そこから火災保険や固定資産税を支払うことになるが、それでも専業主婦にとっては、ありがたい固定収入となった。

「家賃収入が20万を超えたら退職してもいいなと思っていました。まさに、そのタイミングで、勤務先で早期退職制度が始まり、制度を利用して早期退職しました。退職後は旅行に行ったり、結婚、出産、育児で、専業主婦をしながら、やりたい仕事があれば、挑戦してみるという気持ちに余裕があるスタンスで生活できました。不動産投資をしていたおかげです」

売却にもチャレンジ! 売り方を学んだことで、
1100万円の売却益を得ることに成功

昨年から改めて不動産投資について体系的に学び直そうと、大家の会に入って、学び直している。そのなかで今は、マンションが高く売れることなど売り時であることを知り、売却も経験してみようと、1戸目を売りに出し、1100万円の売却益を得ることができた。

「売却を依頼する際に、不動産業者3社を比較検討したのですが、3社で価格に大きな差がありました。最も妥当なラインを提案していた会社に、専任媒介契約で依頼したのですが、最初の3ケ月間で売れず…。もう3ケ月、継続の書類が届いたのですが、売れないなら契約を辞めると伝えると業者の対応が変わり、即売却先決定。売却価格も粘り強く交渉をして、希望の額で売ることができました」

不動産投資を学び直し知識を得たことで、不動産会社のいいなりではなく、適正価格を交渉することができたと振り返る。

「知識は財産です。私の場合、不動産投資といっても、頻繁に売買をするわけではなく、3戸を長期保有し、購入後は、ほとんどほったからしで、自分でしたのは確定申告ぐらいです。

主婦やサラリーマン家庭でも確定申告を自分ですることはおすすめです。お金の流れや支払っている税金も財務状況を改善するポイントとやり方が見えてきます」

今後は夫の協力もえながら、さらに大きなものが買えるように、不動産投資を続けていく考えだ。

健美家編集部(協力:高橋洋子(たかはしようこ))

高橋洋子

https://yo-coo.wixsite.com/home

■ 主な経歴

暮らしのジャーナリスト。ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、情報誌などの編集を経てライターに。価値0円と査定された空き家をリノベーションし、安くマイホームを購入した経験から、おトクなマネー情報の研究に目覚め、FP資格を取得。住宅、マネー関連の執筆活動を行う。

■ 主な著書

  • 『家を買う前に考えたい! リノベーション』(すばる舎)
  • 『100万円からの空き家投資術』(WAVE出版)
  • 『最新保険業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム)など

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ