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「不動産に興味がなかった」不動産投資初心者がコロナ禍、東京でワンルーム投資スタート

不動産投資全般/投資家インタビュー ニュース

2023/03/28 配信

保証イメージ

「もともと不動産投資には全く興味がなかった」

そのように切り出した30代半ばのサラリーマンは、現在、木造アパート2棟とワンルームマンション1戸を運用している。いわゆる重厚長大産業といわれる誰もが知っている企業で会社員として東京都内で働いている。実家は北関東で農業をしており、その実家では敷地内の一部を活用して木造アパートを2棟(10室)建てて運用中だ。

「使っていない土地があるので何か有効活用したい」と父親から5年ほど前に相談されたのをきっかけに、友人で不動産投資をしている人にいろいろと話しを聞いたところ、「土地があるのならば建築コストだけで済むのでアパートなどの賃貸住宅を建ててみたら・・・」とアドバイスをもらったという。

建てても入居者が付かなければ建て損だが

「地元には鉄鋼、建材、化学製品などの工場が集積しているため、それらに勤める転勤族や単身世帯の入居が見込めると考えてアパートを建ててみたのが不動産投資?を始めた最初かな。父親の名義で賃貸物件を建てたが名義貸しのみで、実質の運用面などは私が面倒を見ている」

と笑う。

間取りは2DKと2LDKで構成している。会社への通勤は車が普通なので、駐車場も戸数分を用意して満室で稼働している。地主であるため、満室にならなくてもそれなりにやっていけると思っていたが、満室の現状を受けて「安定したキャッシュフローは毎月60万円を超えて父親も満足している」と話す。これからも、空室を出さないことに集中しているという。

物件選びは人口減少、防火性、都心へのアクセスで判断

こうした経験を積んだことから不動産投資にも興味を持ち、新聞の折り込みに入ってる不動産のチラシや不動産投資セミナーをホームページでチェックするようになり、そうしたセミナーに足を運んで実際に話を聞く回数が増えたと振り返る。

とはいえ、不動産会社の人から言いくるめられないように慎重な姿勢は崩さずに、疑問に思うことをぶつけていったという。日本財託では、「不動産は長期で持ち続けて安定したキャッシュフローを得て将来、老後の資産形成の視点でのアドバイスをもらった」と話す。

不動産投資の初心者としては、最初の物件選びと購入費用が一番気になるところだが、日本の人口減少が著しい中ではやはり東京23区に絞って中古のワンルームマンションを探した。コロナ禍での買い物探しとなったが、これは単身者向けの賃貸住宅は入居がなかなか決まらないと言われていた時期と重なる。

「だが、それはいっときのことで、ウィズコロナ、アフターコロナといずれ都心回帰が再び来ると思っていた」と述べ、ワンルームに商機ナシ≠ニの風潮とは一線を画した。

「実際、テレワークと在宅勤務のハイブリッド体制が定着していると言われるが、出社する回数が大幅に増えているのが現状だ。朝夕の通勤時間帯も人が込み始めている」と話す。

新型コロナウイルス拡大により生活スタイルが様変わりするとして、ワンルームが敬遠される中で都心回帰を想定していた。これまでの貯金・株など金融資産の一部とローンを組み合わせて1500万円ほどの築30年近いワンルームマンションを城東エリアで購入した。

最寄り駅から徒歩5〜6分の立地。城南・城西の人気エリアよりも価格に割安感がある立地で、東京都心までのアクセス・距離間を考えた際には城南・城西よりも優れていることで、若年サラリーマンに住んでもらえるのではと決めた。

将来的には実家のアパートと東京圏での資産拡大めざす

「自分が住んでいるところが中央区内なので、投資物件まですぐに駆け付けられる点も考慮した。賃料は管理費等を含めて12万円ほど。敷金1カ月を償却してそれを原状回復に充てるので退去時の精算はない」としている。

また、物件選びについては次のようにも語る。

「防災面などの観点も注意した。田舎と違い住宅が密集する東京では、実家のアパートのような木造造りでは、火災があるともらい火で全焼しかねない。マンションならば周囲へ火災が広がるのを防ぐ役割も果たせて資産を守りやすい点に加えて、入居者の人命にも影響すると考えた」と話す。

今後の展開としては、城南・城西の人気エリアや横浜・川崎といった東京圏で投資物件にチャレンジしてみたいとの意気込みを持っている。父親が高齢のため、将来的には、実家のアパートを相続して新たな物件を都内で増やすというのが不動産投資の当面の目標になるという。

健美家編集部(協力:若松信利(わかまつのぶとし))

■ 主な経歴

学生時代から不動産に興味を持ち個人的に不動産関連の記事を多数執筆。大学卒業後、不動産関係情報誌に20年以上勤務。現在は都内のIT会社に勤め、副業でいくつか投資関連の記事を担当・執筆する40代サラリーマン。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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