東急住宅リース(株)が賃貸オーナー向けに定額制の賃貸リノベーションパック商品「リモデルアップ」をスタートさせた。
従来の原状回復工事では、一部に既存設備を残すなどで、住戸内に古さを感じさせてしまうというデメリットがある。その一方で室内床や壁などを一新させるには部屋ごとの企画立案や設備選定で時間とコストがかかる。そこで同社は賃貸住宅専用の定額パッケージ商品を用意することで、こうした課題を解決したいとする。
施工会社であるシマックスと提携、工事内容をパッケージ化したことで定額制を実現。水回りや建具の交換、天井、壁のクロス張り替えなどを実施する上、入替え後の設備は分譲マンションの仕様に近いグレードの高い品にするという。価格は専有面積60㎡以下で290万円、75平方メートル以下で320万円など。
ただし、利用は同社が管理を受注している物件限定。逆にえば、この商品をてこに新規受注を狙う体制ともいえ、今年度100件の受注を目指しているという。
健美家編集部(協力:中川寛子)