カーシェアリングを利用する人が増えている。特に30~40代の既婚男性を中心にマイカーやレンタカーの代替として使われていることが分かった。
不動産仲介大手の三井不動産リアルティ100%子会社であるカーシェアリング・ジャパン(東京都渋谷区)が調査したカーシェアの年間利用の平均回数はレンタカーの3.46倍に達した。カーシェアリング・ジャパンは「カレコ」のブランドで展開している。
カーシェア利用後にマイカーを購入する傾向が高く、29歳以下の男性で63.9%、同じく女性が53.1%に上った。全体では16.8%だった。若年層の車離れが指摘されるが、実はマイカーの所有願望が強く、所得の関係で車を持てないという住宅購入を選択する際の現状と同じ問題を浮き彫りにしている。最近、都内の分譲・賃貸マンションで導入が進んでいるのは、そうした消費者の受け皿としての役割を担っている。
一方でマイカーを「購入する気はない」と回答したカレコ会員は、「マイカーは維持費が高い」という利用が最も多く全体の77%に達し、「カーシェアの方が経済的」(45.8%)、「どこでもカーシェアリングが便利」(19.2%)が続いた。
維持費がマイカ
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