高齢化が進み賃貸需要が減る一方で、高齢者の住まいが足りないのも事実。老後を安心に暮らせる高齢者向け住宅として、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が誕生して5年、2016年3月末には供給数約20万戸を達成した。
賃貸住宅ということで、有料老人ホームのような高額な一時金が不要なことも、利用者にとっては使いやすいと喜ばれている反面、施設の増加によりトラブルも起きている。
■サービス付き高齢者向け住宅とは?
サ高住は2011年の高齢者住まい法の改正で誕生。各居住部分の面積が原則25㎡以上で、居住部分にキッチン・バストイレ・洗面台・収納を備え、バリアフリー構造であることが求められる。共用部分に共同利用の水回りや収納設備を備えるといった一定条件を満たせば各居住部分の面積は18㎡でも可だ。
以上の規定を満たした賃貸住宅を、医療・介護の事業者が運営していく。運営者には入居者への「安否確認・生活相談サービス」が法律で義務付けられており、入居者は家賃・共益費にくわえてサービス費を支払う。
■サ高住が投資として注目されるワケ
さて、視点を変えて不動産投資の観点から、サ高住を見てみよう。大きなメリットとして、高齢者向け
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