少子高齢化の進展とともに独居老人が増えている中、マンションやアパートなど賃貸住宅を経営するオーナーの備えとして、高齢者の孤独死に対応する保険プランが注目を集めている。
オーナーは、孤独死後の居室の原状回復に必要な特殊清掃やリフォームなどの費用を保険で賄い思わぬ出費を抑えたいからだ。今後、孤独死はますます増えると見られる。

そうした中で、孤独死に対応できるよう火災保険に特約を付けているケースがあるが、保険ヴィレッジの斎藤慎治社長は、「火災保険でも特約を付けられる商品とそうでない商品がある。その場合は、単独の孤独死向けの商品で対応することになる」と話す。
孤独死対応の保険商品は、もともと少額短期保険から始まったものであるが、2015年10月に損保大手が火災保険特約付加型で参入したことから注目を集めだした。
ただ、窓口の保険代理店などからは、
「賃貸住宅の戸数が10戸程度と小規模では採算が合わず、できれば30戸ほどで月額賃料300万円はないとペイしないのではないか。保険業界全体としても商品の販売に
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