■プラットフォーマ―が事業を拡大している
ニッセイ基礎研究所が話題のコワーキングスペース「WeWork」の不動産業におけるプラットフォーマ―としての位置づけを分析、それが不動産業に与える影響についてレポートしている。これからの不動産業の在り方、生き残りを考える上で示唆に富んでおり、ぜひ、一読いただきたい。簡単に以下、要旨を解説しよう。
世界の上場企業の時価総額ランキングを見ると上位10社の大半、7社は急速に事業を拡大、それぞれの産業で変革をもたらしているとされる巨大IT企業である。最近はこうした企業をしてプラットフォーマ―という言い方も一般的になってきた。
では、プラットフォーマ―とは何か。同レポートによると『「異なる2種類以上のユーザー・グループを結びつけ、1つのネットワークを構築するようなサービスで、ユーザー・グループ間の取引を促すインフラとツールを提供するもの』であるという。
代表的なものとして挙げられているのはアマゾン。たとえばアマゾンには消費者が商品の情報や感想を投稿し、他の消費者がそれを参考にするカスタマーレビューという仕組みがあるが、これはレビューの書き手と読み手という2つのユー
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