
2018年7月16日、リゾート地として知られる神奈川県の葉山町の中心部にある古い蔵を利用した宿泊施設がオープンした。物件そのものも個性的だが、この物件が他と違うのはその仕組みにある。
2018年6月1日に日本で初めて「小規模不動産特定共同事業者」の登録を完了(2018年5月7日付)した第1号募集ファンドの物件なのである。
車も人通りも多い、まちの目抜き通りに面した立地に人目を惹く物件であり、投資対象としては非常に期待できるのだが、その話の前に小規模不動産特定共同事業について説明しておこう。
■投資家注目!小規模不動産特定共同事業の可能性
これは非常に簡単に言うと、これまで資金不足によって動かせなかった空き家その他の不動産をこれまでより容易に事業化するための仕組みである。
一般に地域の不動産業者などが投資家から出資を募って不動産を取得し、リノベーション等を行って賃貸、売却等を行い、その不動産運用から得られる収益を投資家に分配する行為を「不動産特定共同事業」という。
この事業を
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