■災害多発で最長契約年数は大幅短縮されていた!
2018年は大阪、北海道などで地震、西日本を中心に豪雨、そして複数の台風に見舞われるなど災害の多い年だった。その結果、2018年1年間だけで大手損保3グループが支払った自然災害に対する保険金は1兆円にも及ぶ(地震保険金を除く)とか。
だが、災害の多発化は2018年に限ったことではない。保険業界ではもう数年以上前から問題になっていたと保険ヴィレッジの斎藤慎治氏。
「かつては最長で36年の火災保険契約が可能でしたが、今は長くて10年(地震保険は5年)。3分の1以下に短くなっています。なぜかといえば、これだけ災害が多発する時代には先が読めないからです。業界では今後も頻発するであろう災害に備え、保険料の見直し、経営効率化、加入者増などを検討しており、その一環として保険期間がさらに短縮される可能性もあります」。
これまでは物件購入時などに勧められるままに融資期間と同じ年数の保険に加入、ずっとそのままという人が多かったはずだが、今後はそうはいかなくなるかもしれない。毎年のように見直しが必要となると、それなりのリテラシーが必要だ。
■火災、地震のみならず、豪雨、
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